2015年夏に放送された紀行番組、「廃墟の休日」をご覧になられたかたも多いかと思います。廃墟ツアーなども行われ、廃墟好きを公言する人も増えました。一般的な認知度が高まっていますね。
私自身も廃墟や解体現場、跡地や工業地帯、港湾風景など、人の手の入った意図しない風景を見ると沸き立ちます。そこにどんな生活や何のために作られたのかなど想像したり、調べたりしていると人間って凄いなあと思わずにいられません。
廃墟といえば、世界的にも有名な軍艦島/端島のライフスタイルの動画をご紹介いたします。映画館で上映されていた毎日ニュースの映像です。
炭鉱があり、5000人もの人々が暮らしていた軍艦島。本土とは一日10往復もの連絡船があったのだとか。豊かな生活と表現される、懐かしい集合住宅の映像も。
テレビ見てないなら消しなさい!
この狭い感じが昭和な台所の風景。ポップアップトースターは必ず置いてありました。
保育園は地上10階にあったんだそうです。
英訳して世界に配信されたら、当時の豊かな生活がわかって妙な誤解も解けるのではないでしょうか。毎日映画社さんでも意向はありそうですが、予算の関係で…というコメントが残されています。
映画館でニュース映像が上映されていた時代
今は映画館では上映されていないニュース映像。
子どもの頃はまだまだ映画本編前にニュース映像は上映されており、映画もニュースも観られてお得と子ども心に思っていました。(せこい)
ニュース映像は1940年から制作され、1992年4月まで単館ではありますが上映されていたんだそうです。
映画館は二本立て、三本立てでの上映も多く、一度入れば好きなだけ居て良い場所だったので、当時中学生の私は自分で作ったチキンバスケットと水筒を持込み、必ず2回は見ていました。人気の映画は立ち見当たり前の時代でした。